お知らせ

Vol.143 『ぼくらの七日間戦争』

おはようございます。
お客様の『ワクワクするビジョン』と『本質的な成長』と『社員の幸せ』を実現する
株式会社skyマネジメントコンサルティング 鈴木智統です。

あけましておめでとうございます。
今年の正月はまったくどこにも行ってません。
続きは編集後記で。

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■鈴木が前回お伝えしたこと
1.小さい頃のふとした経験が今も私の言動の源となっている
2.ミッション(使命感)は原体験から醸成されることが多い
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私が中学生の頃に流行った映画に「ぼくらの七日間戦争」という映画があります。
中学生時に小説も読んだし、映画も見ました。
たまたま今月発行する弊社のニュースレター『SKY TIMES』に横須賀が記事を
書いているので良かったら読んでみてください。11日頃、届くと思います。

主人公は、宮沢りえです。
とんでもなくかわいかったですよね(これがわかる人は昭和40年代でしょうか)。
もともとは小説を映画化した話ですが思春期の中学生が、子供を「型」にはめようとする
大人に対して抵抗する、っていう話です。繰り返しますが、宮沢りえがとてもかわいい。

思春期真っ盛りの私はこの話に強い影響を受けたことを覚えています。
その影響か、中学生の時にあることがきっかけで担任の先生に歯向かったことがありました。
歯向かったといってもとても普通の中学生なので夜の校舎で窓ガラスを割ったり、
盗んだバイクで走り出すことはなかったですが。

ある日の放課後、担任のT先生から声を掛けられました。
「おい 鈴木、 放課後、田村と武井と一緒に職員室に来い」
身長180センチ、ヒョロっとして白髪のT先生が珍しく強い口調で私に声を掛けたのは後にも先にもこの時だけだったかもしれません。

「何だろう?」となんの疑問も持たずに同じクラスの田村君と武井君に声を掛け、
職員室に向かいました。
「荷物を運べとかそんな話かな」と思っていたのですが
職員室の真ん中に行くといきなりT先生の顔が変わり、その場で正座をさせられ、大きな声で説教をされました。
「今日までに出せって言っていた感想文、お前たちなんで出さなかったんだ!」
そう言えば出していませんでした。なんかそんな宿題あったような、ぐらいの感覚。
でもなんか違和感を感じました。こちらの言い分も聞かず一方的に怒鳴っていました。
今、思うとT先生はなんでそんなことをあんなに怒ったのでしょうか。
周りには他の先生や同級生、後輩などがいる中でなんで正座させられているの?という喉に詰まったイガイガ。

その後もパフォーマンスみたいな怒られ方をして
「明日までに作文用紙3枚書いてこい!」と言われたのを覚えています。
武井君と田中君はどう思ったかわからなかったのですが私の中でどうにも納得がいかなかった。確かにまったく書かなかった私が悪いんですけど。
素直に「自分が悪い」とは受け入れられない感情がありました。
なぜ職員室のど真ん中でそんな“見せしめ”みたいな怒られ方をしなければならなかったのか。

次の日、私は先生の言う通り、感想文を書きました。
もともとその感想文のテーマは、国語の教科書に載っていた「車掌の本分」という話。
ある動物園でサルが車掌の格好をさせられているのを観て観客は「かわいい」と言っているが
本当にサルはそんなことを望んでいるのだろうか、みたいな話でした。

それは人間の自己満足で、サルは本当には望んでいないのでないかみたいな話。
私は、昨日の職員室のT先生の怒り方をみてそれを車掌の本分に例えて感想を書きました。

「先生は私たちのことを思って職員室の真ん中で
私たちを怒ったかもしれないが、それは本当に私たちのためになったのか、
ただ単に私たちの自尊心を傷つけるだけだったのではないか、
それとも先生の自己満足だったのではないか」

そんなことを書いたのを覚えています。
感想文はクラスの全員分を文集みたいに印刷して全員に配布するはずでしたが結局配布はされませんでした。まだまだ子供だった中学生の時の話でした。

最近思うこと。
「人を変えよう」とするのって本当、難しいですよね。
今のところの私の結論は、
「人は変えられない」。
だって誰も他人に変えられたくないはずだから。

人が「変わりたい」と思うときってどんな時でしょうか。
少なくとも自分を変えようとする人に相対するときではなく
「この人のようになりたい」とか
「この人のためなら変わりたい」と思える時ではないでしょうか。
幸運にも私にはそう思える人との出会いがいくつかありました。

皆さんにはそんな出会いがありましたか。
またこれからどんな人と出会いたいですか。
今週は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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■鈴木が今回お伝えしたこと
1.人を変えるのは、「命令」ではなく「見本」になること
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【編集後記】
年末に思いっきり子供がインフルエンザにかかりました。現在は完治しています。
そのおかげといってはなんですが6歳の子供といろいろ話をすることができました。
子供って親が思う以上に成長しているんですね。
そんな成長に目頭を押さえるスズキでした。

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